【スマホ版】みなしご調教

Circle: 黄色いリボンのワンピースRelease: 2023/11/17
★ 4.30(57 reviews)Sales: 991

今回編集部が取り上げるのは、黄色いリボンのワンピースが送り出したスマートフォン向けアドベンチャーRPG「みなしご調教」である。販売数991本、評価4.3点(57件)という数字は、この界隈においても一定の信頼を勝ち取った作品であることを示している。スマホという日常に溶け込んだプラットフォームで、これほどまでに濃密な調教体験を実現した点に、本誌はまず注目したい。

本作の舞台となるのは「たんぽぽ園」という名の支援施設だ。親を失い、虐待を受け、捨てられた子どもたちを受け入れるこの場所は、外観こそ温かみを帯びているが、その内側には悪意が潜んでいる。プレイヤーは施設員として、新たに入居してきた少女・葉山ひなこに接触していく。このプロローグの設計が巧みで、日常的な保護施設という舞台装置が、背徳感をいっそう濃く塗り固める役割を果たしている。

葉山ひなこというキャラクターについて語らなければならない。身長138cm、体重30kg、引っ込み思案で内気、純粋無垢という造形は、つるぺた・貧乳というジャンル的特徴と組み合わさり、庇護欲と支配欲の両面を同時に刺激する設計になっている。彼女の性格的な脆さと外見的な幼さが噛み合うことで、プレイヤーが施設員として行使する「力」の非対称性が際立つ。この非対称性こそが、本作の核心的な魅力であると本誌は見ている。

ゲームシステムの観点から見ると、本作はアメとムチという二軸の選択肢を通じて「親愛度」というステータスを変動させる設計を採用している。強引に屈服させるか、あるいは懐柔しながら従順にさせるか——プレイヤーの選択がひなこの心理状態に影響を与え、それがHシーンの展開にも反映される。こうした選択の連鎖が生む物語の分岐感は、単純なシーン集積型の作品とは一線を画す。「調教」をゲームとして成立させるための最低限の構造が、きちんと機能しているのだ。

Hシーンの豊富さも特筆に値する。強制フェラ、和姦、拘束、アナルといった多様な責めのバリエーションが用意されており、さらにお触り機能によるインタラクティブな要素も加わる。イラストにはアニメーションが施され、イベントシーンにはボイスが付く。スマホという限られた画面サイズと操作性の中で、これだけの没入感を確保しようとするサークルの努力は、ユーザーレビューの高評価にも正直に反映されている。

登場キャラクターとしては、ひなこの他に園長という存在が物語に奥行きを与えている。「最近、ひなこちゃんの様子に変わりない?」と主人公に問いかける彼女は、悪事を知らぬまま信頼を寄せる立場として機能しており、この無自覚な信頼関係が生み出す歪さが作品全体の空気感を引き締めている。単なる加害と被害の二項対立にとどまらず、第三者を絡めることでドラマ性を持たせた構成は、シナリオとしての完成度を高めている。

羞恥・恥辱・屈辱・合意なしといったジャンルタグが示す通り、本作はプレイヤーに道徳的な快楽を求めるものではない。その逆を突き詰めた先にある感情——禁忌を犯す背徳感、支配する快感、少女の変化を観察する興奮——を丁寧に積み上げる作品だ。同ジャンルを好む読者にとって、この作品が提示する体験の密度と完成度は、手堅い選択肢として推薦できる水準に達している。

黄色いリボンのワンピースというサークルが、スマホという新たな戦場でどこまでその世界観を展開していくのか——本誌としては引き続きその動向を注視していきたい一作である。

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