グールとなった男が女性たちをアンデッドへと感染させ、仲間として共に歩むアドベンチャーゲーム「グール×グーラ・コンパーニャ」を今月の注目作として推薦したい。Color Jellyが手がける本作は14,000本超・評価4.72という高評価を受けており、前作「グール×グーラ」の正統な続編として独自の世界観をさらに深化させている。
本作の真骨頂は、グールとグーラが共存する街「ノイナルク」という独特の世界観にある。かつての事件から数ヶ月が経ち、アンデッドたちが普通に暮らす街という設定は、ゾンビ系のえっちゲームにありがちな殺伐さとは一線を画す落ち着いた雰囲気を持つ。移動・会話・単純なキー入力のみで進行するシンプルな設計が、物語の読み応えを前面に出す作りになっている。
本編38枚・短編14枚の合計52枚という基本CG、2017年9月追加のエンディング後短編が本作のコンテンツを豊かにしている。「精神支配・合意なし」というジャンル表記の通り、感染させることによる支配という背徳的なシチュエーションが物語全体に通底している。ゾンビ・ぷに・ファンタジーという一見相容れないキーワードの組み合わせが、本作に独自の存在感を与えている。
前作の簡略シナリオが同梱されているため、本作から始めても世界観をある程度把握できる配慮も評価したい。司祭ルチア・死霊術士マリーカたちとの関係が深まるなかで展開される物語は、えっちゲームとして以上に読み物としての密度を持っている。読者に届けたい一作として、本誌は本作を推薦する。
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