「月の水企画」が手がけた『ナイトメアガールズ』は、現代を舞台にした百合・触手RPGという異色の組み合わせを見事に成立させた意欲作として、今月の注目に値する一本だ。竜胆流忍術の心得を持つ凛堂八ツ葉と、その恋人である雛浦しぐれが、満月野の街に溢れた異界の触手と戦うというシナリオは、百合愛と戦闘アクションの融合という独自の味わいを持つ。
本作の真骨頂は、ゲームシステムの多層性にある。ダンジョンでの敵との戦闘はもちろん、街中のエッチな事件の探索、自室での夜のイベントという三つの軸が並立している。触手・異種姦はもとより、百合・レズのシチュエーション、機械責め、放尿、輪姦など、シチュエーションの幅は極めて広く、特定のジャンルに偏らない設計になっている。書き下ろし200体以上というモンスターの数も圧倒的で、戦闘エロの密度の高さを物語る。
キャラクターの個性も見どころのひとつだ。主人公八ツ葉はしっかり者でありながら弟弟子の覗きを見逃す懐の深さを持ち、恋人しぐれは厳しい見た目とは裏腹に独特の性癖を秘めている。先輩巫女の椚木宮柚炎と護衛役の都々栗コキアというカップルも加わり、4人の個性が物語に奥行きを与えている。それぞれが「スケベは好き」という共通の属性を持ちながら、表現の仕方が異なるという設計は巧みだ。
基本CG枚数・基本Hシーン数80以上予定という大ボリューム、エンディング後の全シーン回収可能という親切設計、そしてシーン回想・CG回想機能の搭載と、長く遊べる工夫が随所に施されている。読者に届けたい一作として、百合と触手の融合という独特のテーマに興味を持つすべての方にこの作品を強く勧めたい。ver1.09bで安定して楽しめる。
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