マインド・リュダ

Circle: 栗pickRelease: 2024/02/29Updated: 2025/08/04v1.36
★ 4.54(3,209 reviews)Sales: 11,417

今月の注目作として紹介したいのが、「栗pick」サークルによる重厚なシリアス設定のエロRPG「マインド・リュダ」だ。販売数1万1千本超、評価4.54という数字に加え、v1.36というバージョン表記が示す丁寧なアップデートの継続が、このサークルの誠実さを物語っている。中世ファンタジー風の世界観で、夫を救うために闘技会に参加することを決意した女戦士セギの物語は、寝取られや羞恥といった性癖的な要素を、シリアスな物語の文脈の中に有機的に組み込んだ意欲作だ。

本作の真骨頂は、「マインド・リュダ」という秘薬の設定が生み出す物語の緊張感にある。身体を強化する一方で日毎夜毎に激しくなる催淫効果——その効果が最も高まる決勝前夜に向けて、約30日間のカウントダウンが刻まれていくというストーリー構造は、単なるシーン集ではなく一つの物語として機能している。「黒の魔淑女」として正体を隠しながら戦い続けるセギのアイデンティティの揺れも、キャラクターとしての深みを与えている。シリアスな世界設定の中で描かれる性的な堕落は、物語としての重みを持っている。

女主人公、少女、母親、人妻、シリアス、寝取られ、羞恥/恥辱、ぼて腹/妊婦というタグの多様さは、本作が複数のシチュエーションを物語の流れの中で自然に描いていることを示している。無実の罪で捕らえられた夫ユイアを救いたいという純粋な動機から出発した物語が、薬の作用と戦いの現実によって複雑に歪んでいく過程——この歪みの中にこそ、本作の真の魅力がある。読者に届けたい一作として選んだのは、このジャンルにしては珍しい物語的な誠実さを持っているからだ。

経典結社リュダという組織の設定、「練兵会」という闘技会の仕組みなど、世界観の構築に手を抜いていないことが随所から伝わる。v1.36まで積み重ねられたアップデートが示す通り、作者が自分の作品に真剣に向き合い続けた証跡がここにある。ファンタジー世界に生きる一人の母にして戦士として女性の物語を——寝取られというジャンルの中でここまで物語にこだわった作品は多くない。愛する者のために自らを賭け、しかし運命に弄ばれていく——その哀切な美しさを、ぜひ体験してほしい。

バージョン履歴を表示
2025/08/042025/8 アップデートにて本編クリア後の特典シナリオを追加しました。
2024/04/29v1.36誤字脱字修正 ver.1.36にて誤って追加された重複データを削除しました。
2024/04/28誤字脱字修正
2024/04/15誤字脱字修正
2024/03/13回想ルーム内「二度と逢えない」の閲覧条件を「ツェダ敗北」から「敗北または勝利」に変更致しました。
2024/03/06true ENDルートの進行について、一部進行不能になる不具合を修正しました。
2024/03/05None
2024/03/04None
2024/03/03練兵会を全勝し且つ遺跡地下の罠解除に失敗した場合、物語が通常通りに進行しない不具合を修正しました。
2024/03/02誤字脱字修正 None
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