【Android版】みなしご調教

Circle: 黄色いリボンのワンピースRelease: 2022/07/06
★ 4.13(165 reviews)Sales: 1,384

今回編集部が取り上げるのは、サークル「黄色いリボンのワンピース」が手がけるAndroid向けアドベンチャーRPG『みなしご調教』である。販売本数1,384本、評価点4.13点(165件)という数字が示すとおり、スマートフォン向け成人向けゲームというニッチな市場において、本作は確かな存在感を放ち続けている作品だ。

本作の舞台は「たんぽぽ園」と名づけられた子どもたちの支援施設。親を失い、虐待を受け、さまざまな事情を抱えて施設へとたどり着いた少女たちの存在を背景に、プレイヤーは施設員という立場で物語に参加する。そこへ新たに入居してきたのが、本作のヒロイン・葉山ひなこだ。4年生、身長138cm、体重30kg、スリーサイズ66/53/60という数値が示すとおり、いわゆる「つるぺた」「貧乳/微乳」ジャンルのど真ん中に位置するキャラクターである。引っ込み思案で内気、純粋無垢で誰にでも優しいという人物像は、このジャンルの読者が求める「守りたくなる存在」の典型でありながら、そこに羞恥や屈辱というコントラストを持ち込むことで、独特の緊張感と背徳感を生み出している。

本誌がとくに注目したいのは、本作のゲームデザインとしての完成度だ。単なる閲覧型のアドベンチャーに留まらず、施設員としての対応次第でひなこの「親愛度」が変化し、それによって展開されるHシーンイベントが分岐するという設計は、プレイヤーに明確な能動性を与えている。アメとムチ、という言葉が作中でも使われているが、優しくフォローするか、厳しくお仕置きするかという二極の選択が、単なる分岐フラグではなくキャラクターの心理状態と連動している点は評価に値する。ひなこのステータス画面でプレイ状況や状態を確認できる仕組みも、RPG的な達成感とアドベンチャーの没入感を両立させる工夫として機能している。

ビジュアル面においても、本作は手を抜いていない。イラストにアニメーション処理が施されており、静止画を並べるだけにとどまらない動きのある演出が導入されている。さらにイベントシーンにはボイスが付与されており、スマートフォンという一人で没入しやすいプラットフォームの特性を最大限に活かした仕上がりだ。イヤホンで音声を楽しむことを前提としたような作りは、プレイヤーをひなことの関係性により深く引き込む効果を持つ。

羞恥/恥辱、しつけ、合意なし、処女といったジャンルタグが示すように、本作の内容は刺激的な方向性を持っている。強制フェラ、拘束、アナルをはじめとした多様な責めシーンが用意されており、調教ものを好むユーザーの需要に幅広く応えている。しかし注目すべきは、それらが単なる行為の羅列として描かれるのではなく、ひなこというキャラクターの感情の変化や心理的葛藤を伴って展開される点だ。施設を運営する園長が「最近、ひなこちゃんの様子に変わりない?繊細な子だからしっかり頼みますよ」と施設員であるプレイヤーに声をかけるシーンは、表向きの「信頼」と実態の「背信」という構図を浮かび上がらせ、物語に皮肉な深みを与えている。この二重構造こそが、単純な抜きゲーとは一線を画す物語性の核心ではないかと編集部は見ている。

お触り機能の搭載も本作の特徴のひとつだ。インタラクティブな要素としてひなことの接触をゲームプレイに組み込むことで、スマートフォンのタッチパネルという入力デバイスの特性が活かされている。画面を直接触るという行為がゲーム内の行動と一致するこの設計は、PC版にはない没入感をAndroid版ならではの体験として提供している。

1,384本という販売数は、成人向けスマホゲームという市場の規模を考えれば決して小さくない数字だ。評価165件で4.13点というスコアもまた、一定数の実プレイヤーから継続的に支持を得ていることを示している。サークル「黄色いリボンのワンピース」は、キャラクターの造形、ゲームとしての設計、演出のレベルを丁寧に積み上げることで、この数字を獲得したのだろう。

調教ものというジャンルの奥深さは、支配する側と支配される側の関係性がいかに丁寧に描かれるかに尽きる。本作はその点において、スマートフォンという親密なデバイス上で、ひなこという少女の変化をじっくりと体験させてくれる作品として、このジャンルのファンなら一度は手を伸ばす価値があると断言できる。

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