今月の注目作として本誌が選ぶのは、世界の童話・御伽噺にゴブリンの狂気が侵食するという衝撃的なコンセプトの大型シミュレーション——サークル「ぺぺろんちーの」の『ゴブリンの巣穴 the Fable』だ。評価スコア4.67、レビュー数3563件、販売数1万761本という実績は、このユニークな世界観と充実したコンテンツへの確かな評価を示している。単体動作可能な超大型拡張データという位置づけながら、シリーズ未経験者でも最後まで楽しめるという太っ腹な仕様が、本作の間口を広げている。
本作の真骨頂は、既存の童話・御伽噺キャラクターを「肉床ヒロイン」として再解釈するという大胆なアプローチにある。マッチ売りの少女・赤ずきん・美女と野獣のラ・ベル・眠れる森の美女のオーロラ姫という第一陣に加え、ヘンゼルとグレーテルの魔女・人魚姫のマリーナ・雪の女王のゲルダ・そしてジャンヌ・ダルクまでという圧倒的な守備範囲は、このシリーズの世界観構築への情熱を示している。「本の名は、ゴブリンの巣穴」という詩的な語り口は、このゲームに文学的な品格を与えている。
ゲームシステムとしてのゴブリン育成、異種えっち・強制・羞恥・中出し・孕ませ・乱交という多彩なジャンルタグが示すエロコンテンツの充実は、前作からのファンの期待を裏切らない。シリーズ前作「I'll borne」を持つプレイヤーはアイテム引き継ぎによる有利なスタートが可能というリワード設計も、シリーズへの愛着に応えている。童話の純粋な世界観に漆黒の狂気が滲み込んでいく視覚的・テキスト的な演出は、他のゴブリン孕ませ作品とは異なる文学的な深みを生んでいる。
読者に届けたい一作として推薦する。「浸食する狂気」というコピーが示すとおり、幸福な童話の世界に欲望が流れ込む瞬間の快楽は、このシリーズ独自のものだ。アンナ・赤ずきん・ジャンヌ・ダルクという誰もが知る物語の女性たちが、ゴブリンの欲望に翻弄されていく様を描く本作は、ファンタジー孕ませジャンルの中でも際立つ文学的想像力を持つ傑作だ。
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