今月の注目作として選んだのは、「チクアタ」サークルが手がけた本格派ステルスアクション「ナーテイル・ネーシェ」だ。販売数1万1千本超、評価4.53、v1.0.4というバージョン表記が示す着実な品質向上が、この作品をドットアニメーション系エロゲームの水準を引き上げた一本として位置づけている。魔物の手中に落ちて慰み者にされた少女ネーシェが、ダンジョンの脱出を目指すというシンプルな設定の中に、徹底的に作り込まれたゲームプレイと臨場感あふれる音響システムが詰め込まれている。
本作の真骨頂は、音を介したステルスシステムの独自性にある。プレイヤーの足音やドアの開閉音を敵が聞きつけて追ってくる仕組みは、探索中に常に緊張を強い続ける。遠くから聞こえてくる魔物の足音というサウンドデザインは、ヘッドフォン使用を強く推奨するだけの理由がある。6ステージにわたる脱出劇の中で、36個のHドットアニメーション、40,000字に及ぶエロシーン総文字数が詰め込まれており、ゲームプレイとエロコンテンツの両立において妥協のない仕上がりだ。
呪われたアイテムによるランダムな束縛の呪い——足枷で走れなくなり、腕を拘束されるとアイテムが使えなくなるという状態変化がドットアニメーションに反映されるシステムは、ゲームプレイとエロ表現を有機的に連動させた秀逸な設計だ。凌辱・鎖・拘束具・触手・イラマチオ・搾乳・三角木馬といった多彩なHドットアニメーションが、状況に応じて異なる拘束具差分と共に展開される体験は、ジャンルを超えたゲームとしての面白さを持っている。読者に届けたい一作として推薦する所以がここにある。
日本語・英語・中国語・韓国語・ドイツ語・ロシア語という多言語対応も、この作品への世界的な関心の高さを示している。難易度5段階の選択肢と、牢屋に送られてもアイテム箱がリスポーンするシステムにより、ゲームが不得手なプレイヤーでも繰り返し楽しめる設計になっている。推定プレイ時間9時間という長丁場をしっかりと楽しませるゲームとしての完成度——それを持った本格エロゲームは決して多くない。ネーシェの脱出劇を、ぜひその目と耳で体験してほしい。
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