「逃げなきゃ。そう思ったときにはもう遅い」——この一文が、RR研究会の新作アクションゲーム『ティリシア』の本質を見事に言い表している。男の娘キャラクターを操作し、状態異常を武器に迫ってくる50体以上のモンスター娘と対峙する本作は、「負けること」そのものをエンターテインメントとして昇華させた、同人アクションゲームの傑作だ。
本作最大の特徴は、状態異常システムのユニークな設計にある。スライムの「ねばねば」を受けると操作キャラクターの動きが鈍くなり、それがコントローラーを操るプレイヤーの指先にも連動して伝わってくる体験設計になっている。つまり、キャラクターが感じている「まとわりつく感覚」を、プレイヤー自身が指で体感するという没入型のゲームデザインだ。魅了・麻痺・触手拘束など、状態異常の種類ごとに操作感が変化するこの仕組みは、「負け確定なのに当たりに行きたくなる」という独特の感覚を生み出している。
敵キャラクターのバリエーションも圧倒的だ。スライム・アルラウネ・クモ娘・コウモリ娘・ラミアといったファンタジー系モンスター娘から、警備員・研究者・アイドル・メイドなどの現代風キャラクターまで、50体以上が登場する。全キャラクターに個別の犯しアニメーションと敗北演出が用意されており、雑魚敵でもボス敵でも、それぞれ独自の状態異常攻撃でプレイヤーを翻弄する。ニッチなシチュエーションも多数収録されており、多様な性癖に対応したオプション設定も充実している。
v1.066まで継続的なアップデートが行われており、不具合への素早い対応とゲームの磨き上げが続いている点も評価に値する。評価4.68・レビュー404件という実績は、本作がアクションゲームとしての完成度とエロゲームとしての満足度を高い水準で両立している証だ。体験版での動作確認も推奨されており、まずはそこから入門するのがおすすめの一作だ。
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