今月の注目作として真っ先に挙げたいのが、サークル・Riez-ONが放つ渾身の3D同人アドベンチャー『池袋セクサロイド女学園』だ。本作は「愛のないスケベが最高に気持ちいい」というキャッチコピーを掲げた、徹底的に割り切ったコンセプトの一作。プレイヤーはセクサロイド専門のデリヘル風俗を舞台に、青髪クールキャラ「ルナちゃん」を指名し、ラブホテルでのひとときを満喫する——そんな設定の潔さと完成度の高さが、本作最大の魅力である。
本作の真骨頂は、リアルタイム3Dを全編に渡って採用したグラフィック表現にある。コンシューマゲーム業界でも注目を集めるSDF(Signed Distance Field)シャドウ技術を搭載し、セルアニメのような自然な顔影をリアルタイムレンダリングで再現。前作『アイディールレイズ』と比較しても格段に深みが増した映像美は、同人ゲームの水準を大きく超えたクオリティだ。動きのひとつひとつにこだわりが詰め込まれており、キャラクターが画面上で「生きている」ような感覚を覚えることだろう。
ゲームプレイの面でも、開発者の執念ともいえるこだわりが随所に光る。Hシーン鑑賞モードでは、スピード・アレンジ・オーバーモーションを無段階調整できるスライダーを装備。速度を変えればモーションそのものが変化するという凝った設計で、プレイヤーの好みに応じた体験が可能だ。さらに「好感度反転機能」と呼ばれるハッキングスイッチを搭載しており、普段はツンツンしているルナちゃんを「お客様だいしゅきモード」に瞬間切り替えできる。台詞・表情・ボイスがリアルタイムで変化するこのシステムは、セクサロイドというキャラクター設定を最大限に活かした演出として高く評価したい。
フリーカメラや透過機能といった視点操作の自由度も充実しており、「君だけのポジション」を探す楽しみがある。加えてCi-enではDLCが継続配布されており、水着コスチューム追加など長期にわたって楽しめる作品としての設計が見て取れる。声優・甘包いちづ氏によるボイスも作品の雰囲気に完璧にマッチしており、総合評価4.51・レビュー件数491件という高評価が伊達ではないことを証明している。読者に届けたい一作として、本誌が全力でプッシュする。
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