今月の注目作として紹介したいのが、Hige to dekoによるRPG『アヤメの冒険記 ~師匠の本を求めて~』だ。師匠の形見である技の書を取り戻すために旅立つ見習い剣士アヤメの物語は、シリアスながらも「悲壮感なくプレイできる」という制作者の言葉が示す通り、軽やかなテンポで展開する。回想シーン70以上という豊富なコンテンツが、この旅の密度を保証している。
本作の真骨頂はNPCシステムの設計にある。村人たちがそれぞれ固有の性癖を持ち、汎用的な会話を廃することで一人ひとりとの個別的な関係性を構築する設計は、世界に深みと現実感を与える。淫乱値・羞恥値の上昇によって段階的に変化する村人との会話が、探索の継続的な報酬として機能し、プレイヤーを町から町へと引っ張り続ける。
放尿・陵○・輪○・緊縛・売春宿・催眠・洗脳・憑依・体乗っ取りという多彩なシチュエーションを揃えながら、処女クリアが可能という設計がプレイの自由度を確保している。女仲間が主人公の選択によって酷い目に遭う可能性という、プレイヤーに責任を感じさせる構造も物語に独特の重みを与える。基本CG20枚という数字は控えめに見えるが、70以上の回想シーンが実質的なコンテンツ密度を保証する。
読者に届けたい一作として推薦する。評価4.61点・レビュー数6,960件という高評価が、この作品のバランスの良さを証明している。体験版のセーブデータを製品版に引き継ぐことが可能という親切な設計も、購入への背中を押してくれる。
当サイトは18歳以上を対象とした
同人作品レビューサイトです。
あなたは18歳以上ですか?