今月の注目作として推薦したいのが、樋渡本舗によるファンタジーRPG『GranEnde』だ。戦災孤児として育った冒険者見習いのイリアが、大都市トライリーベを拠点にクエストをこなし、図らずも事件に巻き込まれながら成長していくという物語は、ファンタジーRPGとしての正統な骨格を持ちながら、豊富なHイベントが旅の彩りを添える作品だ。評価4.57点・レビュー数8424件という高い評価がその完成度を示している。
本作の真骨頂は「名声・魅力・淫欲度」という三つのパラメーターを育てることで解放されるHイベントの設計にある。街の中を散策しながらハートの吹き出しを見つけ、淫欲度の蓄積によって新たなシーンが次々と解放される構造は、探索とコンテンツ収集の喜びを自然に結びつける。イリアの変容を三つの数値で視覚化するというシステムが、堕落の段階を実感させる。
売春・援交・催眠・パイズリという要素が都市型ファンタジーの世界観の中に収められており、トライリーベという都市の多様な人々との出会いが物語に厚みを与えている。基本CG34枚(立ち絵含まず)という数字は、各シーンへの丁寧な作り込みの証だ。バイトをしてお金を稼ぎ、依頼をこなしてダンジョンを探索するという日常的な活動の積み重ねが、Hイベントへの自然な橋渡しとして機能する。
読者に届けたい一作として推薦する。慣れない旅で現実の厳しさを学びながらも、トライリーベの街で着実に成長していくイリアの姿が、プレイヤーの感情を最後まで引きつけ続ける。
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