ワンドワンドによる『寝取られ女騎士レティと遠映の魔法』は、今月の注目作として本誌が推薦するNTR系RPGの完成度の高い一作だ。名のある騎士団の隊長レティが婚約式の直前に盗賊団に城を奪われ、捕らわれた恋人アルバートを救出すべく旅に出るという重厚な背景設定が、物語に確かな深みを与えている。「婚約の日を迎えようとしていた矢先の悲劇」という出発点は、レティとアルバートの絆を印象付けると同時に、その絆が試練にさらされることへの期待感を高める巧みな導入だ。評価4.11・レビュー数4,573件という数字は、設定の重厚さへの一定の評価を示している。
本作の真骨頂は、「遠映の魔法」というシステムの巧みな活用にある。捕らわれたアルバートが遠くから助言をしてくれるが、レティ側に堕落の心が生じるとそのイベントにも変化が起きるという仕組みは、NTRの進行をドラマとして体験させる洗練された演出だ。恋人の目線越しに自分の変化を感じるという構造は、このジャンルならではの複雑な感情体験を生み出している。アルバートを想う気持ちとルートを外れていく行動の乖離が、プレイヤーとレティの心を同時に揺さぶる。
特別なアイテムによって6種類に切り替わる立ち絵の変化と、着用中限定のイベントが存在するきせかえ要素も秀逸だ。金策のための身売り、頼んだ男との親密化、盗賊・ゴブリン・オークとの遭遇、カジノでの仕事、宿での踊り子バイト、魔法使いの先生との関係など、各シチュエーションは丁寧に描かれており、基本CG30枚というスペックを超えた密度を感じさせる内容だ。エロステータスが旅の経験によって蓄積し、一部イベントが進行するシステムも見どころだ。
バニーガール・女性視点・寝取られ・着衣・コスプレという多彩なジャンルタグが示すように、本作は幅広いフェチを包括した設計となっている。レティとアルバートのドラマを軸に、女騎士が誘惑と試練に晒されていく本作は、寝取られ系RPGの愛好者に届けたい確かな質を持つ一作だ。恋人の視線を意識しながら旅を続けるレティの心情変化を、ぜひ最後まで見届けてほしい。
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