今回編集部が取り上げるのは、まいんマインが手がけるスマホ向けおさわりゲーム、「妹がオナニーをしているのだが一緒にえっちした方がよくないか?」である。販売本数3,412本、評価点4.12点(212件)という数字が示すとおり、スマホ向け成人向けゲームという競争の激しいジャンルにあって、確かな支持を集め続けている一作だ。
本作の核心にあるのは、「ユズハ」という妹キャラクターとの距離感の変化である。ツンツンとした態度をとる彼女が、プレイヤーの行動に応じて徐々に心を開いていく——この変容のプロセスこそが、本作最大の設計的妙味といえる。単なる即物的な刺激の提供にとどまらず、キャラクターとの関係性が積み重なっていく構造を採用したことで、プレイヤーは自然と繰り返しプレイへと引き込まれる。ツンデレという古典的なキャラクター類型を、ゲームメカニクスと丁寧に結びつけている点は評価に値する。
プレイシステムもよく練られている。各プレイシーンには熟練度パラメータが設けられており、繰り返しプレイすることでユズハのセリフバリエーションが解放されていく仕組みだ。パラメータ画面でキャラクターをタップするとおしゃべりが聞けるという細部の作り込みも、キャラクターへの愛着を育てる仕掛けとして機能している。ゲームとしての骨格がしっかりと構築されており、エロティックなコンテンツに依存するだけでなく、「次のセリフが聞きたい」「熟練度をもっと上げたい」という内発的な動機を生み出すことに成功している。
アニメーションは全18種類。手コキ・フェラチオ・ピストンをはじめとする多彩なプレイシーンが用意されており、速度調整機能や射精タイミングの操作性も盛り込まれている。スマホ操作との親和性を意識した設計であり、タッチ操作によるインタラクティブ性が本作の体験をより直感的なものにしている。声優・白川パコの演技も本作の品質を底上げする要素であり、ユズハのツンとデレの落差を丁寧に表現した音声は、キャラクターへの没入感を大きく高めている。
スコアとランキング機能の搭載も見逃せない点だ。「昨日の自分を超えていこう」というコンセプトのもと、記録への挑戦というゲーム的な楽しさを付加している。成人向けゲームにおいてスコアアタックの要素を組み込むのは珍しいアプローチであり、この設計がリプレイ性のさらなる底上げに寄与している。また、すべてのプレイを最初から楽しめる「フリーおさわりモード」の存在も、プレイヤーの多様な需要に応える柔軟な設計として機能している。
本誌がこの作品を特集として取り上げた理由は明快だ。スマホ向け成人ゲームというジャンルにおいて、単なるCGビューワーやアニメーション集にとどまらず、キャラクターの成長とプレイヤーの習熟度を連動させた、ゲームとして筋の通った設計が貫かれているからである。ジャンルの枠を超えた丁寧なものづくりの姿勢が、3,000本超の販売実績という形で市場に評価されている事実は、同人ゲームシーンの多様性と可能性を改めて示している。まいんマインというサークルの名前は、今後も注視すべきものとして記録しておきたい。
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