今月の注目作として紹介したいのが、「しずかなみぎわ」サークルによる女騎士探索RPG「ナイトインザダークネス 〜薄暮れの国の女騎士レイシア〜」だ。販売数9900本超、評価4.45という数字が示す通り、女騎士主人公の冒険と屈辱を丁寧に描いたファンタジーRPGとして安定した支持を受けている。王位継承の混乱期に失われた聖剣「あかつきの剣」を探す任を与えられた若き女騎士レイシアの物語は、ストーリー重視という銘打ちに恥じない骨格を持っている。
本作の真骨頂は、「騎士として己の志を貫こうとする主人公が屈服させられ、女であることを否応なく自覚させられる」という物語のテーマが、Hイベントの設計と一致していることにある。モンスターによる異種姦、拘束・目隠しでの性処理使用、隷属状態での屈服——これらのシーンは、レイシアというキャラクターの誇りと実力への理解があってこそ成立するものだ。基本CG31枚、Hシーン数38シーンのうち「がっつりエロ12シーン」と「ちょっとしたスケベ26シーン」という明確な分類も、プレイへの期待値設定として誠実だ。
プレイ時間3〜4時間(フルコンプは約6時間)という規模感は、週末に腰を据えて楽しむのに丁度良い分量だ。シーン回想は自由行動中にいつでも回想部屋へアクセス可能で、ストーリーパートの再閲覧や任意での回想全開放という充実した機能が、繰り返しプレイへの障壁を下げている。戦闘立ち絵の一部に流血表現があることをきちんと事前告知する誠実さも好印象で、Hシーンには流血表現なしという明確な区別も安心感を与える。読者に届けたい一作として選んだ理由は、この作品の物語への真摯な姿勢にある。
混乱の時代を生きる若き女騎士の葛藤——祖国のために何ができるのかという悩みと、聖剣探索という使命の重さが、レイシアというキャラクターを単なるエロゲームの主人公を超えた存在に押し上げている。RPGツクールMVという安定した環境、メッセージスキップ機能や戦闘高速化という快適機能も充実している。薄暮れの国を舞台に繰り広げられる女騎士の冒険譚——その結末を、ぜひ自分の手で見届けてほしい。
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