今月の注目作として推薦したいのが、「んだば重工」サークルによる記憶喪失の少女が脱出を目指す機械責めRPG「チェッタ:The Machinery Girl」だ。販売数1万1千本超、評価4.32、v0.21というアーリーアクセス版という状態ながらも着実な開発継続が示すこのサークルのコミットメントが、ユーザーの信頼を獲得している。記憶を失った天才少女チェッタが、謎の反逆者として未開の島に不時着し、島に潜む危険と陰謀に立ち向かうというアドベンチャーRPGは、女主人公の機械責めというニッチな嗜好に正面から応えた意欲作だ。
本作の真骨頂は、RPGDeveloperBakinというツールで開発された3Dアニメーションを活用したエロシーンの質にある。エロシーン全てがアニメーション化されており、女に飢えた未開の島から脱出しようとするチェッタが遭遇するあらゆる状況が、動的に表現される。充実のカスタマイズ要素——スキルポイントによる強化、バトルアイテムの熟練度システム、ランダム成長するギア——も、SRPG風ロボット戦闘と組み合わさることで多面的なゲームプレイを実現している。
チェッタ(cv.冬沙凪。)とリーナ(cv.手塚りょうこ)という専任声優を起用した充実のボイス、「逆境にくじけない明るく前向きな性格」のチェッタというキャラクターの魅力——アーリーアクセスながらも作品への愛情が随所に感じられる。温泉に入ると探索バフが得られるが入浴中に襲われることもあるというゲームデザインの遊び心も好印象だ。項目毎にON/OFFできる自由な難易度調整も、様々なプレイヤーへの配慮を示している。読者に届けたい一作として選んだ理由は、アーリーアクセス作品としての誠実な情報開示と、完成への意志にある。
製作者の体調不良による開発中断という困難を乗り越え、2026年より開発を再開するという宣言も、この作品への変わらないコミットメントを示している。AMD製品での動作問題など、正直な技術情報の開示も好感を持てる。記憶を失ったまま島で戦い続けるチェッタの物語が完成したとき、この作品はどのような姿を見せるのか——開発の行方を見守りながら、今の段階で体験する価値のある一本だ。
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