【スマホ版】はずかしーしー/// 〜大ピンチ! 保育士の先生なのに、○ども達の前でしーしーしたいっ!〜

サークル: 尿限界社カタルシステム発売日: 2024/10/25
★ 4.73(30 件)販売数: 634
作品形式:スマホゲーム

今回編集部が取り上げるのは、尿限界社カタルシステムが手がけるスマートフォン向け羞恥ゲーム「はずかしーしー///」である。評価4.73点(30件)、販売数634本という数字が示すように、このジャンルにおいて着実に支持を集めている注目作だ。

本作の骨格をなすのは、一見するとシンプルに思えるが、実のところ非常によく練られたストーリー構造である。保育士として働く女性主人公が、子どもたちのおもらし多発という異変の原因を探る中で、「羞恥心を糧とする怪異」という設定に行き当たる。この怪異を浄化するには、主人公が「恥ずかしくない状態でおしっこをする」ことが条件となる。つまりゲームの目的そのものが、主人公の内的変化——羞恥心の克服——と直結しているわけだ。ゲームプレイとナラティブが一本の線で結ばれているこの構成は、同人ゲームの設計として評価に値する。

ゲームプレイの軸はシンプルだ。園内を探索し、しーしーができるポイントを見つけて実行する。アイコンによって場所が明示されているため、迷子になるストレスがなく、プレイヤーは純粋にシチュエーションの多様性を楽しめる。おまる、おむつ、子ども用トイレ、砂場、足洗い場、如雨露、おトイレごっこへの参加……収録された10種類のシーンは、それぞれ異なる文脈と雰囲気を持ち、単調さとは無縁だ。本誌が注目するのはこの「場所の多様性」であって、単に数を並べるのではなく、各ロケーションごとに保育園という舞台の特性が活かされている点が秀逸である。

さらに本作を奥深いものにしているのが、クリア後に解放される2つの追加モードだ。「立場逆転モード」では子どもたちに世話をしてもらうという構図の転換が起き、「イケナイ先生モード」では主人公の内面が変容した状態で同じシーンを体験することになる。同一のシーンがモードの違いによって「雰囲気が変わる」と明記されているように、制作側はテキストと演出の微細なチューニングに相当の労力を費やしていると推測される。総プレイ時間に対するコンテンツ密度という観点から見ても、このリプレイ設計は巧みだ。

加えて、しーしー記録機能と回想モードの実装も見逃せない。回想モードについては「壊れた大人用トイレでの妄想」という形式を取っており、ゲーム内の文脈と自然に接続された演出となっている。このように本作は、ツクール製ゲームという基盤の上に、羞恥ジャンルの文法を熟知した設計が積み重ねられた作品だと言える。各キャラクターのステータス画面に込められたフレーバーテキストや、ゲームプレイには直結しないスキルのプチシチュエーション群も、世界観への没入を静かに後押しする。

4.73という評価点は、30件という決して大量ではないレビュー数から算出されたものだが、それゆえに各レビューの重みが際立つ。遊んだ者がきちんと評価を残したくなる作品——それは単なる刺激の提供にとどまらず、プレイヤーの感情に何らかの爪痕を残した証左である。保育園という日常的な舞台に「怪異」と「羞恥の克服」という非日常を掛け合わせた本作は、このジャンルにひとつの誠実な回答を示した作品として、編集部の記録に残る一本となった。

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