レトロゲームへの愛と現代のアニメーション技術の融合――Milk Engineが手がける「PIXEL CALL GIRLS」シリーズの第二弾、「PIXEL CALL GIRLS -SANA-」は、まさにその言葉が最もよく当てはまる作品だ。256×224ピクセルというファミコン時代を彷彿とさせる解像度にあえてこだわりながら、ぬるぬると滑らかに動くドット絵アニメーションは、「レトロな表現と最新のアニメ技法の融合」という制作者のビジョンを見事に体現している。本作は単なるCG集やループ動画集ではなく、風俗体験のシミュレーションという形式によって、キャラクターとの疑似的な関係性を丁寧に積み上げる体験型のエロゲームだ。
今回の主役「サナ」は、前作の「レイ」とは対照的なキャラクター性を持つ。バスト162cmという桁外れのスペックを誇りながら、快活で人懐っこい反面、客を覚えていなかったりプレイ中にスマホを弄りだしたりする何ともいい加減な一面も。得意なプレイはSっ気が強いという設定も、「完璧な風俗嬢」ではなく「個性ある女の子」としてのキャラクター立てに一役買っている。こういった細部の作り込みが、本シリーズを単なる抜きゲーの枠を超えた「たまに会いに行きたくなる女の子との体験」として成立させている所以だろう。
ゲームとしての設計も秀逸だ。限られた時間の中でプレイを選択し会話しながらアニメを楽しむ「コールモード」と、自由にシーンを鑑賞できる「フリーモード」の二本立ては、ストーリーを楽しみたいプレイヤーと純粋に映像を楽しみたいプレイヤーの双方に対応している。実装済みのアニメーションは横視点フェラチオ・主観フェラチオ・パイズリ・スマホながら手コキ・前後同時アングル立ちバックなど多彩で、どれもドット絵ならではの独特の表現美が光る。ブラウン管フィルター・GB風・デジタル8色・1bit化といった多彩なフィルターは、ゲームの雰囲気作りと実用性の両立に大いに貢献している。
評価4.71・レビュー1063件という高評価が物語る通り、サナは既に多くのファンの心をつかんでいる。今後もアップデートでサナらしいSっけのあるプレイや「わからせ展開」、季節イベントなどの追加が予定されているとのことで、長く楽しめる作品として育っていく期待も大きい。第一弾「REI」と統合して楽しめるシステムも用意されており、シリーズを通じて個性の異なる女の子たちとの関係を深めていく喜びは、本作の最大の魅力と言えるだろう。東方プロジェクトファンにとっても見逃せない一作だ。
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