Mazurka~リンネの花時計~

サークル: 木工用ノスタルジィ発売日: 2020/03/31更新日: 2020/09/05v1.05
★ 4.62(6,658 件)販売数: 12,232

木工用ノスタルジィによる『Mazurka〜リンネの花時計〜』は、今月の注目作として本誌が自信を持って推薦する、ループ×エロステータスというシステムの組み合わせが見事に機能したRPGの傑作だ。5日間のループを繰り返しながら呪いの真相を追うという構造は、本作独自の「積み重なっていく変化」を体験させる巧みな装置として機能している。人間と魔物がともに暮らす田舎町という温かみのある舞台設定と、5日間のループという閉塞感の対比が、物語全体に独特の緊張感と叙情性を生み出している。評価4.62・レビュー数6,656件という高評価が、その完成度を物語る。

本作の真骨頂は、ループを重ねるごとに身体に刻まれていくエロステータスの変化にある。記憶はリセットされても体験は残る――この非対称性が、リンネという少女の変化を「外からではなく内側から」描く独自のドラマを生む。性体験なし→男性の視線を意識→慣れと抵抗感の喪失→快楽への耽溺という段階的な堕落の過程は、同系統作品の中でも特に精緻に描かれている。プレイヤーが能動的に体験を積み重ね、変化を自分の選択として実感できるという点も本作の優れた設計だ。

ゲームとしての自由度も高い。呪いの手がかりを探す・事件を調査する・様々な手段で金を稼ぐ・町の人々と仲良くなる・娼館で身を売る・快楽に溺れる、どのような5日間になるかはプレイヤー次第という設計は、エロRPGとしての自由度の高さを保証している。ver1.04でエンディング条件が「リンネの淫乱度を高めること」に変更されたことで、ゲームのテーマがよりシンプルに体現されるようになった。ICO氏の美麗なキャラクターグラフィックも、リンネへの愛着を深める重要な要素だ。

HCG基本23枚というシンプルなスペックながら、ループを通じた体験の積み重ねがそれを遥かに超えた充実感をもたらす。ver1.05のCG閲覧モード実装・アイテム「退魔のイヤリング」の追加など、アップデートによる継続的な改善も評価できる。ループと堕落という二要素の融合に関心を持つ読者に、本誌が強くお薦めしたい傑作だ。

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2020/09/05不具合の修正を行いました。
2020/05/28誤字脱字修正 エンディング条件の変更、フラグ簡略化を行いました。 不具合の修正を行いました。
2020/04/13不具合の修正を行いました。
2020/04/11攻略チャートの追加を行いました。 不具合の修正を行いました。
2020/04/02不具合の修正を行いました。
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