「戦わずして勝つ」という逆転の発想を「逃げショタロールプレイ」として結晶化させた——ミンワが贈る「三枚のおふだ 鼎 コドクの妖己」は、3万1千件超の販売と4.74という高評価を誇る独自性あふれる作品だ。今月の注目作として、このユニークなゲームデザインと日本的な世界観の魅力をご紹介したい。
本作の真骨頂は、「戦う」コマンドを廃した逃走シミュレーションというゲームデザインの革新性にある。色仕掛けに長けた妖魔美女たちを相手に、魅了・催眠・その他多彩な状態異常を回避しながら根負けさせる——このコンセプトは、主人公の非力さとヒロインの妖艶さの対比を最大化することに成功している。もし捕まれば、その色技の直撃を受ける覚悟が必要だ。マップ探索中も甘い誘惑が途切れなく続く設計は、一歩ごとの緊張感を持続させる。
日本的な美の美学を纏ったキャラクター群も本作の大きな魅力だ。異国の妖女アプサラスの高慢さの奥に隠れた素顔、大妖怪という素性を秘めた謎の妖魔、そして師匠でありながら弟子に甘いマガツ——それぞれが豊かな個性とHシーンを持ち、「逃げる意味がなくなる」ほどの魅力を発散している。華奢で女性に間違われる主人公・白念の設定も、おねショタ的な甘さを作品に与えている。
読者に届けたい一作として本作を推薦する際、その独自性の高さをこそ強調したい。「三枚のおふだ」という日本の民話を原典に据えた世界観の構築、戦わない主人公という珍しい設計、そして4.74という評価に集約された多くのプレイヤーの満足——この三つが揃った作品は稀有だ。色仕掛けと逃走という相反する衝動の狭間で揺れながら、妖魔の美女たちとの根比べを楽しんでほしい。
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