本体「ゴブリンの巣穴 I'll borne」の世界観をさらに豊かに広げる本アップグレードデータは、単体でも体験版部分のキャラクターを含む3人のヒロインが攻略できるという独立性の高さで、今月の注目作として取り上げたい。「ぺぺろんちーの」が贈る本作は、6,154件のレビューで4.58の評価を誇り、シリーズの新展開を担う意欲作だ。
多数の国家・民族が共存する大陸に暮らす新たな3人のヒロイン——人間2人・エルフ1人という構成が、前作とは異なる世界の切り口を提供している。それぞれの日常がゴブリンの欲望に汚されていく過程を描く本作は、「三者三様の希望と悲劇」というコピーが示すように、各ヒロインに固有の感情的な物語を用意している。
本作の真骨頂は、本体データなしでも一定の範囲を楽しめるという「単体動作可能」な設計にある。略奪軍と防衛軍の振り分け、戦闘での捕縛、子の育成という基本サイクルに新たな素材と「晩御飯機能」への追加が加わり、「ゴブリンの数だけ食卓を飾る皿は増えていく」という独特のフレーバーが世界観に深みを与える。
読者に届けたい一作として、追加エンディングへの到達という新たな目標が、シリーズ経験者に追加コンテンツ以上の価値を提供している���を評価したい。大陸の平和という舞台が持つ多様性が、ゴブリンによる「汚染」の絵を豊かに彩る。シリーズを愛するすべての方に、このアップグレードを推薦する。
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