陰キャ以下の僕にも分け隔てなく接してくれた天使のような女性を逆恨みして監禁して僕だけのものにするために調教する

サークル: 清水庵発売日: 2021/08/15
★ 3.83(4,030 件)販売数: 12,274

今月の注目作として本誌が強く推薦したい一作が、清水庵の『陰キャ以下の僕にも分け隔てなく接してくれた天使のような女性を逆恨みして監禁して僕だけのものにするために調教する』だ。タイトルが示す通り、本作は卒業式という特別な一日から始まる歪んだ執着の物語である。クラスの人気者でありながら誰にでも優しく接してきた立花すみれを、陰キャとして生きてきた主人公が「覚えていない」という一言で精神崩壊。衝動的に彼女を拘束し、隔絶された空間へと連れ込む——その一連の転落劇には、ある種のリアリティが凝縮されている。

本作の真骨頂は、シミュレーションとして構築された調教パートの精緻さにある。立花すみれには複数のパラメーターが設定されており、プレイヤーの選択次第で彼女の精神状態や肉体的な状況が刻々と変化。成功すれば彼女は主人公を受け入れる方向へと変化し、失敗すれば精神が崩壊して「木偶の坊」と化してしまうという厳しい二面性がゲームに緊張感をもたらしている。こうした精神・肉体の両面を追跡するシステムは、このジャンルにおいても出色の設計と言えるだろう。

声優・白川パコが演じる立花すみれの演技も見逃せない要素だ。絶叫を含む多彩なリアクションと、フルアニメーションによる視覚的な臨場感が組み合わさり、プレイヤーを作品世界に強く引き込む。キス・ビンタ・乳揉みから電流・搾乳・アナルまで、用意された責め手段のバリエーションは幅広く、自由度の高いプレイスタイルに応えている。さらに「永遠に調教可能な裏技」や「体力ゼロまで続けられる仕様」など、やり込み要素も充実。

マルチエンディング制を採用している点も、本作の再プレイ性を高める重要な要素だ。読者に届けたい一作として本作を選んだのは、社会的孤立という現代的なテーマを抜き差しならぬ感情で描き出しつつ、同時にゲームとしての完成度を高いレベルで維持しているからに他ならない。Unityで制作されており、体験版で動作確認も可能。同人ゲームの新たな地平を切り拓く意欲作として、ぜひ一度その世界観を体感してほしい。

← トップに戻る

同人マガジン

当サイトは18歳以上を対象とした
同人作品レビューサイトです。
あなたは18歳以上ですか?