【Android版】セクハラハイスクール

サークル: ハリケーンドットコム発売日: 2022/08/03
★ 4.25(646 件)販売数: 6,654
作品形式:スマホゲーム

今回編集部が取り上げるのは、ハリケーンドットコムが手がけたドットアニメーションSLG「セクハラハイスクール」のAndroid版である。販売本数6,654本、評価4.25点(646件)という数字が示す通り、同人スマホゲームとしては相当な支持を集めた作品だ。ドット絵という一見アナログな表現手法を選びながら、モバイル環境でここまでのクオリティを実現してみせたハリケーンドットコムの技量には、改めて注目せざるを得ない。

本作の骨格となるのは、ごくシンプルな学園設定だ。ある教師の命令によって、二人の女生徒が半ば強引な状況に置かれる。この導入部の奇妙な可笑しみが、プレイヤーをゲームの世界へと引き込む最初のフックになっている。シナリオとしての深みよりも、状況のおかしさと背徳感をドライブ源にする設計は潔いと言えるだろう。真面目に抗おうとする二人が、プレイヤーの介入によって次第に反応を示し始めるというプロセスが、このジャンルのゲームとして王道的な快感を生んでいる。

特筆すべきは1,500枚超というドット枚数の多さである。ドット絵は制作コストが高く、一枚一枚に手間がかかる表現形式だ。それを1,500枚以上積み上げてアニメーションとして成立させた密度は、同ジャンルの作品群の中でも頭一つ抜けている。キス、フェラチオ、手マン、クンニ、各種乳首責め、パイズリ、騎乗位、正常位、立ちバックなど、プレイヤーが選択できる責め手は非常に多岐にわたる。それぞれに対応したドットアニメーションが用意されており、スマートフォンの画面上でぬるぬると動くドットキャラクターの存在感はなかなかのものだ。断面図表現も採用されており、内部描写の視覚的インパクトをドット絵の枠組みで表現するという試みは、同人ゲームならではの実験精神を感じさせる。

ゲームシステムとしては、おさわりによってメーターを蓄積し、最終的に女生徒を絶頂へと導くという基本構造を持つ。触れる部位や責め方の組み合わせによってメーターの変化が異なり、単調な繰り返しに陥りにくい設計になっている点は評価できる。さらに二人の生徒を同時並行で責めることができる仕様が、本作の大きな特徴でもある。一人に集中するか、二人の反応を交互に楽しみながら同時進行させるか、プレイヤーの裁量に任されたこの自由度が、リプレイ性を高める要因となっているだろう。バイブや各種カットイン演出も含め、視覚的なバリエーションはスマホゲームの枠の中でよく充実している。

プレイ日数が無制限という設定も、じっくりと各種パターンを試したいユーザーには好ましい。時間制限や体力制限のある作品が多い中で、ノーストレスで全パターンを堪能できる親切設計は、スマートフォンという手軽なプラットフォームとの相性も良い。隙間時間に少しずつ遊ぶスタイルにも、腰を据えてじっくり遊ぶスタイルにも対応できる作りだ。

本誌が本作を特集記事として取り上げた理由のひとつは、ドット絵という表現が持つ独特の魅力にある。昨今の同人成人向けゲームは高解像度のCGや3Dモデルを使った表現が主流になりつつあるが、ドット絵にはそれらにはない温度感と味わいがある。粗いようで緻密、アナログなようでアニメーション映えする。ハリケーンドットコムはその特性を理解した上で、徹底的にドットに投資している。1,500枚超という物量がその証左であり、それが6,654本という販売実績と高評価に結びついたのは必然の結果だと本誌は見ている。

ギャル属性・学園設定・おさわりSLGという組み合わせは、確かに王道的なジャンル設計だ。しかしその王道を、ドット絵という独自の武器で丁寧に仕上げることによって、本作は他との差別化に成功している。同人スマホゲームの可能性を示す一本として、本作はこの先も語られ続ける作品になるだろう。

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