今月の注目作として、MOON KNIGHT SPARKLEによる「虚魂剣ラムダネロスR」を締めくくりの一本として届けたい。2013年発売のオリジナル版のキャラクターと世界観を継承しながら、全てを大幅にパワーアップして生まれ変わった本作は、「今、新たに紡がれる虚魂剣の伝説」という言葉の重みを十分に受け取れる完成度を持っている。剣士リムアと虚魂剣の英霊ネロという凸凹コンビの掛け合いが生み出す軽快なコンビ芸と、豊富なHシーンのコントラストが本作の最大の個性だ。
本作の真骨頂は、オリジナルのストーリーテキストを約2倍に増量し、新ストーリーを追加した誠実なリメイクの質にある。軽快なコンビ芸に磨きをかけつつ、戦闘Hシステムの新規追加・フィールドエレメント・料理アイテム・淫度システムという充実したゲームプレイ要素が加わった。戦闘難易度のNORMAL・STORY・HARD・NIGHTMAREという4段階設定、逃走・先制・毎ターン微回復という快適設計、自作BGMのアレンジと新曲追加——これらが揃った本作は、RPGとしての骨格もしっかりした一本に仕上がっている。
販売数1万4千本超、評価4.60、レビュー4800件超という実績は、Ver.2.00アップデートによる新規外伝シナリオ・コロシアム・新Hシーン14種追加を経て、長期にわたって愛され続けてきた作品の証だ。女性型魔物との勝利・敗北それぞれのHシーン、リムアとネロのどこでもHというシステム、衣装コレクション要素——これらが複合することで、回想部屋でのコレクション欲が尽きない設計になっている。女主人公・人外娘/モンスター娘・ギャグ・ファンタジー・異種えっち・逆レ・ぶっかけという多彩なジャンルタグも魅力を示す。
読者に届けたい一作として自信を持って推薦するのは、RPGとエロスと笑いという三つの要素が高い次元で融合した稀有な作品だからだ。リムアとネロの掛け合いは読んでいるだけで楽しく、物語として純粋に完結した満足感がある。Hシーンはしっかり実用性も兼ね備えており、コンプリートへの意欲を刺激するコレクション設計も見事だ。体験版からのセーブデータ引き継ぎ可能という利便性とともに、虚魂剣の新たな伝説に存分に浸ってほしい。これが今月の最後の一本にふさわしい完成度を持つ作品だ。
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