【スマホ版】魔剣ルシェフリード

社团: ノワール城エントランス发售日: 2024/03/08
★ 4.72(29 条评价)销量: 592
作品类型:手机游戏

今回編集部が取り上げるのは、ノワール城エントランスが手がけたスマートフォン向けRPG「魔剣ルシェフリード」である。同人ゲームの世界において、ニッチなフェティシズムを真正面から作品の核に据えるサークルは少なくないが、本作はそのアプローチの徹底ぶりにおいて一線を画す。592本という販売実績と、29件の評価から算出された4.72点という高スコアが示すように、本作はすでに一定のファン層に確かな支持を得ている作品だ。

物語の主人公は少女エリシア。悪魔によってすべてを奪われた彼女は、復讐という一念のみを胸に剣を握る。こうした「すべてを失った者が牙を研ぐ」という構造は、ジャンルを問わずRPGにおけるオーソドックスな出発点であり、プレイヤーが感情移入しやすい土台として機能している。しかしそこに重なるのが、「くすぐり奴隷の呪い」という設定だ。敵のモンスターたちはこの呪いに引き寄せられるようにエリシアへとくすぐり攻撃を仕掛けてくる。笑いをこらえ、羞恥に耐えながらも前へ進む彼女の姿は、一種の滑稽さと悲壮さが同居した、本作にしか描けない独特の主人公像を生み出している。

戦闘システムについても触れておく必要があるだろう。本作が採用した「スキルカードシステム」は、倒した悪魔の力をカードとして蓄積し、新たなスキルを習得していくという仕組みだ。これにより、プレイヤーは自分好みの戦術構成を自由に組み立てることができる。くすぐりというフェティシュな題材を扱いながら、ゲームプレイそのものに戦略性と育成の楽しみを担保しているのは、設計者の誠実さの表れと言えよう。難易度調整機能が用意されている点も評価に値する。間口を広げながらも、コアなプレイヤーには歯ごたえのある体験を提供しようとする意図が透けて見える。

本作の最大の特徴であり、ファン評価の高さを支える柱が、くすぐりシーンの量と質にある。登場するくすぐりモンスターはおよそ40種。戦闘中にはカットイン演出が差し込まれ、さらにすべてのくすぐりシーンには簡易アニメーションが付与されている。敗北シーンは3種、イベントシーンは2種を収録しており、物語の節目ごとに丁寧に演出が配置されている構成だ。このボリュームは、単なる「おまけ」としてエロティック演出を付け加えた作品とは根本的に異なる。くすぐりそのものをゲームプレイの中心に据え、戦闘のたびにプレイヤーがその感触を体験できるよう設計された「くすぐりRPG」というジャンル定義は、伊達ではない。

回想部屋の存在も見逃せない。一度クリアしたシーンを自由に振り返ることができるこの機能は、コレクター的な満足感を与えると同時に、作品世界への再没入を促す。このような細やかな配慮が、高評価の維持に貢献していることは想像に難くない。

スマートフォンという媒体を選んだことにも、本誌としては注目したい。縦画面・タッチ操作という制約のなかで、カードベースの戦闘と豊富なアニメーション演出を両立させるには、相応の工夫が必要だ。本作はその課題を十分に克服しており、スマホ向けとして違和感なくプレイできる完成度に仕上がっている。同人ゲームのスマホ移植・スマホネイティブ展開はまだ発展途上のジャンルだが、ノワール城エントランスはその可能性をひとつの形として示した。

くすぐりというフェティシズムに特化しながらも、RPGとしての骨格を失わず、むしろその設定と物語・システムを有機的に結びつけた「魔剣ルシェフリード」は、ニッチな同人ゲームが持ちうる表現の豊かさを体現した一作だ。4点台後半の評価は、このサークルがターゲット層の期待にしっかりと応えてきた証であり、本誌が特集記事として取り上げるにふさわしい完成度を有している。くすぐりというテーマに少しでも興味があるならば、その没入感は想像を上回るものがあるだろう。

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