今月の注目作として強くお薦めしたいのが、腰の火が手がける本格RPG『魔術学校の落ちこぼれ錬金術師』だ。魔術が主流の学校で魔力ゼロと判定された名家の落ちこぼれ・ルイスが、封印された禁術「錬金術」を得て逆転劇を演じるという王道の復讐譚を軸に、6人のヒロインそれぞれに対する異なる錬金術の効果という個性豊かなエロシステムが展開される。基本CG60枚以上、総CG1000枚以上という破格のボリュームが、物語の重厚さを視覚面でも支えている。
本作の真骨頂は、各ヒロインに固有の錬金術特性を付与するというシステムの独創性にある。幼馴染ヘレナへの「精液搾取」、気弱なセシリアへの「露出癖」、人気者シャルロットへの「複製体」、謎の少女ソレイニャへの伏線的な術、シスター・ルシアへの「触手鎧」——それぞれが異なるシーンと物語を生み出し、ゲームプレイに多彩な体験をもたらす。同じシステムでありながら全く違う味わいのシナリオが展開される設計は、制作陣のシナリオ構築力の高さを示している。
ゲームメカニクスの面でも完成度は高い。RPGツクールMZを土台に、錬成システムによる錬金術の強化、スキルツリーによる魔術習得、エロステータス(処女状態・経験回数・開発度・淫乱度・好感度・我慢度)のトラッキングという多層的な成長システムが組み込まれている。さらに「ノクターン酒場」でのカジノミニゲーム(ブラックジャック・ポーカー・スロット)という余興要素も用意され、物語の緊張をほぐすインタールードとして機能している。
読者に届けたい一作として、本作のエンディング設計の充実度も特筆したい。和姦、快楽堕ち、NTR、ハーレムエンドという複数のエンディング分岐が、プレイヤーの選択に応じた異なる結末を用意している。周回時のレベル引継ぎ機能やファストトラベル機能など、複数回プレイを快適にするシステムが充実している点も嬉しい。落ちこぼれ主人公の逆転劇という普遍的なカタルシスを、エロRPGとして最大限に昇華させた傑作だ。
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