【スマホ版】蛇蝎

社团: ブラックメガネ研究所发售日: 2025/07/25
★ 4.39(31 条评价)销量: 801
作品类型:手机游戏

今回本誌が取り上げるのは、ブラックメガネ研究所による異色のスマートフォン向けRPG「蛇蝎(だかつ)」である。販売本数801本、評価点4.39点(31件)という数字は、同ジャンルの同人作品としてけっして小さくない。しかもそのスコアを叩き出しているのが、主人公が「死ぬまで搾り尽くされる」ことを真正面から謳った作品であるというのだから、編集部としても無視するわけにはいかなかった。

本作のジャンルタグを眺めると——ショタ、人外娘/モンスター娘、丸呑み、異種えっち、逆レ、触手、男性受け、リョナ——これほど明確にターゲットを絞り込んだ作品は、同人ゲームの世界においても相当に珍しい。作り手が「自分の刺さる層に確実に届ける」という編集的思考を持っていることが、タグの構成から透けて見える。曖昧さを排して趣味嗜好の核心を突きにいくこのスタンスは、商業的な忖度を廃した同人作品ならではの強みであり、評価点の高さもそこに由来しているのではないかと本誌は分析する。

世界観はポスト・アポカリプスSFである。遥か未来、地上を侵食した化け物の大群によって人類は滅亡し、生き残った者たちは地下シェルターへと追い込まれた。その閉塞した空間に、次々と異形の存在が侵入してくる——という骨格は、古典的なダンジョンRPGの文法をしっかりと踏まえている。主人公である少年がその地獄の底を目的地に向かってひたすら進んでいくという一本道の構造も、プレイヤーに余計な寄り道を許さず、ひたすら「体験」に集中させるための設計だと読める。ゲームとしての組み立ては意外なほど誠実だ。

戦闘システムはオーソドックスなコマンド式RPGである。しかしその中に、同作独自の拘束メカニクスが組み込まれている。戦闘中に敵から拘束されると、そこから脱出するか否かをプレイヤー自身が選択することになる。この「あえて逃げない」という能動的な選択肢の存在が、単なるゲームオーバーとは異なる体験を生み出している。受け身ではなく、プレイヤーが自ら「その先」を見届けに行く設計——この一点において、本作は単なるえっちなRPGという以上の思想を持っていると言えるだろう。

描写の充実度についても言及しておきたい。雑魚敵にいたるまで搾精描写が用意されており、登場する化け物の種類に応じた個別のシチュエーションが展開される。丸呑み描写が複数用意されているという点は、このジャンルのマニアにとって大きな訴求力を持つはずだ。ボイスのオン・オフ機能も実装されており、プレイ環境に応じた使い分けが可能な点もスマートフォン版として的確な配慮である。流血や過度なグロテスク描写は排除されており、リョナ要素はあくまでも性的な文脈に収められている。このさじ加減は、広く受け入れられるための重要なチューニングと言える。

作品として特筆すべきは、「主人公は女の子ではない」という宣言の明確さだ。説明文でも強調されているこの一文は、ジャンル誤認によるミスマッチを防ぐための倫理的な誠実さであり、同時にこの作品がいかに「男性受け・ショタ」という属性を核心に据えているかを示している。同人ゲームの世界では、ジャンルの誤認から生じる低評価が作品の評点を引き下げるケースが少なくない。それを事前に封じた上で4.39という高評価を獲得しているという事実は、純粋にターゲット層からの満足度が高いことを意味する。

今月の注目作としてこの「蛇蝎」を選んだ理由を最後に述べておこう。それは、この作品がニッチであることを恐れず、むしろそのニッチの深部に徹底的に潜っていったことへの敬意である。同人創作の本質は、商業的な安全圏から逃れて誰かの内側にある欲求に直接届けることにある。「死ぬまで搾り尽くされてみたい」という問いかけを冒頭に掲げるこの作品は、その問いに共鳴する誰かのために過不足なく作られた、覚悟ある一本だ。

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