今月の注目作に挙げたいのが、サークル「Z印」による和風ファンタジーRPG『六人のならず者と異国の姫君』だ。「敵を倒して凌辱する」という徹底してシンプルなコンセプトを掲げながら、そのシンプルさゆえに目標への集中度が際立つ潔い作品。物語上の連続性はないとしながらも前作「魔術師と六人のならず者」の系譜を継ぐ続編であり、前作未プレイでも問題なく楽しめる構成になっている。
本作の真骨頂は、ゲームシステムそのものが欲望の論理で構築されている点にある。通常のRPGでは宿屋でHPを回復するところを、本作では捕らえた敵の女性を凌辱することでHPが回復するという設計が採用されている。ストーリー上のボスキャラクターも勝利後に凌辱可能という一貫性は、「性欲に忠実なならず者たちのロールプレイ」という世界観と完全に合致しており、プレイヤーをフィクションの論理に深く引き込む。
舞台は和風ファンタジー——畳の上での情事という和の情緒と、六人が入れ替わり立ち替わり絡む乱交展開のコントラストが独特の雰囲気を醸し出す。シーン数17・CG11枚に差分多数という仕様は、コンパクトながら密度の高いエロコンテンツとして機能している。100円という価格設定も含め、入門としての間口の広さも特筆に値する。
精神的な成長など一切ない——と作者が明言する開き直りのユーモアが、本作を唯一無二の個性へと昇華させている。読者に届けたい一作だ。評価4.36点・レビュー数8,682件という実績が、このシンプルさへの支持を示している。
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