「母が土下座した日」シリーズの第一弾ゲーム化として登場した本作は、調教RPGというジャンルの中でも特に細やかな変化と分岐設計で知られる一作だ。「汚電せんせい」が贈る本作は3353件のレビューで4.46の評価を誇り、今月の注目作として、そのゲームデザインの巧みさに注目したい。
笹山美雪(31歳)という具体的かつ造形豊かな母親キャラクターの設定が、本作の第一の魅力だ。気が強く男勝りでありながら押しに弱い一面も持ち、年齢と共に高まる性欲とは裏腹に夫とはすれ違いの日々を送っている——この複雑なキャラクター背景が、調教の過程で見える「変化」に深みを与える。堕ちる前と堕ちた後でセリフが変化するというこだわりが秀逸だ。
本作の真骨頂は、「家族団らんの夕食時」という日常の場を調教の主戦場に設定した発想の妙にある。父親の目を盗んで性的要求を行うというスリリングな設定は、街の探索や野外露出調教と組み合わさることで、シチュエーションの多彩さを生んでいる。「戦闘なし・ゲームオーバーなし」という設計でハードルを下げながら、濃厚な体験を提供する姿勢が心地よい。
読者に届けたい一作として、プレイヤーの選択によって異なる3種のエンディングへと分岐する構造が、本作に繰り返しプレイの価値を与えていることを特筆したい。基本CG40枚と豊富な差分、クリア後の全イベント回想機能——シリーズのコミックとは独立したストーリーで楽しめる本作は、入門作としても最適だ。
当サイトは18歳以上を対象とした
同人作品レビューサイトです。
あなたは18歳以上ですか?