今月の注目作として紹介したいのが、サークル「D5」による異色のアクションゲーム『堕落した世界の何でも屋さん』だ。評価4.4・販売数約1万本という堅実な数字を誇る本作は、淫魔が跋扈する退廃的な世界観の中で繰り広げられるターン制じゃんけんアクションという独創的なシステムが最大の特徴である。敵の繰り出す技を読み切り、グー(猛攻)・チョキ(焦らし)・パー(幻惑)の三択で応じるそのゲームプレイは、シンプルながらも緊張感にあふれ、プレイヤーに一手一手の重みを突きつける。
本作の真骨頂は、全シーンがアニメーションで描かれるという贅沢なビジュアル演出にある。敗北シーン9種類はすべて本番行為を含み、Live2D技術を駆使した滑らかな動きが官能的な没入感をもたらす。人外娘・モンスター娘との逆レシーンを中心に据えたシチュエーションは、男性受けというニッチなジャンルを愛するコアなファン層から絶大な支持を集めている。記憶を失った主人公が女司祭ルアの下で「何でも屋」として働きながら村の依頼をこなすというストーリーラインも、世界への感情移入を自然に促す秀逸な設計だ。
プレイ時間は約1時間と手軽でありながら、Hシーンの全開放は開始1分で可能というアクセスの良さも見逃せない。忙しい日々の合間にも気軽に楽しめる一方、じっくりとゲームプレイを堪能したいユーザーにも満足のいく密度が用意されている。また、2023年1月には別ゲームとして追加の敗北シーンも公開されており、継続的なコンテンツ展開への姿勢が伝わってくる。
人外娘に逆レされるという倒錯した快楽の世界を、アニメーションの臨場感とともに体験したい読者に届けたい一作だ。Unityの最新機能を活用した技術的な挑戦も光る本作は、動作確認さえ済ませれば快適なプレイ体験が約束される。逆転なしという潔いスタンスが貫く、それもまた本作の誠実さの表れである。じゃんけんという普遍的なシステムに官能をまとわせた異色の傑作——ぜひ一度試してみてほしい。
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