【スマホ版】アリサグリモアver.2

社團: さーくるくらすけ倉庫發售日: 2024/08/16
★ 4.70(145 則評價)銷量: 1,788
作品類型:手機遊戲

今回編集部が取り上げるのは、さーくるくらすけ倉庫による現代風魔術RPG「アリサグリモア」のスマートフォン版だ。DLsiteにおける評価は4.7点(145件)、販売数は1,788本という堅実な実績を誇るこの作品は、同人エロRPGというジャンルの中にあって、物語の骨格とエロティシズムを高い次元で融合させた一作として本誌が注目している。

舞台となるのは現代の学園だ。主人公・アリサはある日、強大な魔術師の魂が封じられた魔術書を偶然手に入れる。その力を得て魔術師として覚醒したアリサは、自分が通う学園そのものが魔術の実験場として機能していたという衝撃の事実を知ることになる。親しい者たちを守るため、そして自身の力をさらに高めるため——彼女は巨大な敵に単身立ち向かう。この導入だけを聞けば、王道の学園ファンタジーRPGと何ら変わらない。しかし本作の巧みさは、そのジャンル的文脈を熟知した上で、欲望と魔術という二項を鮮やかに結びつけた設計にある。

本作における魔術絡みの事件は、ほぼ例外なく人間の「欲望」を媒介として発生する。これは単なる設定上の都合ではなく、エロコンテンツとシナリオ上の必然性を一体化させるための巧みな構造的選択だ。学園という閉鎖空間、魔術という超常の力、そして欲望の具現化——この三要素が絡み合うことで、各イベントはただの挿絵的なシーンではなく、物語の文脈に根ざした出来事として機能している。結果として、プレイヤーはエロシーンを「ゲームの報酬」として消費するのではなく、物語の一部として体験することになる。これは同人RPGにおいて実現が難しい水準であり、145件という評価件数に対し4.7点という高い平均点が出ていることの、最も根本的な理由だと本誌は分析する。

戦闘システムについても触れておきたい。採用されているのはコマンド選択式という古典的なフォーマットだが、倒した敵のスキルを奪取・装備できるという要素が独自のビルド戦略を生み出している。入手できるスキルの組み合わせを考える楽しさは、単純なレベル上げ作業を超えた戦略性をゲームプレイにもたらす。さらに、エネミーグラフィックがすべてオリジナルで制作されている点は特筆に値する。同人RPGでは素材の流用が一般的な中、独自グラフィックによる敵キャラクターの存在は、世界観の没入感を大きく左右する要素だ。制作コストの観点からも、これだけの規模で独自素材を揃えるサークルの姿勢には制作への真剣さが見て取れる。

エロシーンの多様性もこの作品の大きな強みだ。甘い雰囲気のいわゆる「ラブラブ」系から、町はずれでの売春、催眠系など、プレイヤーの嗜好に応じた幅広いシチュエーションが用意されている。また、ボス戦での敗北がシーンのトリガーになる設計は、戦闘緊張感とエロコンテンツへの期待感を同時に生み出すという二重の意味を持つ。重要なのは、これらのエロコンテンツがすべて強制ではないという点だ。エロシーンを発生させずにクリアすることも可能であり、スキップ機能も実装されている。この設計はプレイヤーに選択の自由を与えつつ、シナリオとエロコンテンツの双方に誠実であろうとする作者の姿勢を示している。

ユーザーインターフェイスの面では、メッセージスキップ・オートモードの実装に加え、CG閲覧機能とシーン回想部屋を備えており、一度見たシーンをいつでも振り返ることができる。さらに、イベント開放の条件を確認できる機能は、攻略情報を求めてゲーム外に出る必要をなくし、プレイ体験をゲーム内で完結させる設計として評価できる。こうした細部へのこだわりが、高評価を維持し続けている一因である。

スマートフォンという媒体でこれだけの密度のRPGを提供しているという事実もまた、本誌が特集として取り上げた理由のひとつだ。移動中や隙間時間にも楽しめるプラットフォームの利便性と、腰を据えてプレイするに値するゲームとしての質——その両立を、この作品は実現している。1,788本という販売実績は、同人スマホゲームというニッチな市場においても確固たる支持を得ていることの証左であり、さーくるくらすけ倉庫の名をあらためて同人ゲーム界に刻み込んだ一作として、本誌は自信を持って推す。

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