【スマホ版】催○えんぴつ

社團: ダブルメロン發售日: 2025/05/28
★ 4.57(47 則評價)銷量: 877
作品類型:手機遊戲

今回編集部が取り上げるのは、サークル「ダブルメロン」が手がけたスマートフォン向け催眠RPG「催○えんぴつ」である。本作はPC版として先にリリースされた作品をスマホ向けに最適化した一本であり、DLsiteにおいて877本という販売数を記録、評価点は47件の投票で4.57点という高水準を叩き出している。同ジャンルの競合作品が乱立するなかでこの数字は決して偶然ではなく、作品の完成度が数字に正直に反映された結果と見るべきだろう。

本作の根幹を成すのは、「書いた文字を見せるだけで相手の意識を改変できる」という催眠えんぴつというアイテムを軸にしたストーリー設計だ。主人公は冴えない男子学生であり、恋愛どころか行動力すら持ち合わせていないという、いわゆる「等身大」の造形からスタートする。この地味な出発点が、超常的な力を手にしたときの落差とカタルシスをより鋭く際立たせる仕掛けになっている。学園という閉じた舞台設定も効果的で、ヒロインとの関係性が教室・部活・廊下といった身近な空間を通じて積み重なっていく構造が、プレイヤーを物語へ引き込む。

ヒロイン陣の設計は本作の大きな強みのひとつだ。陸上部の特待生でありながら誰にでも優しく接する紅葉茜、学園一の美少女と称される花咲華恋、イケメン至上主義という歪んだ価値観を持つ夏井玲奈、温厚だが怒ると豹変する担任教師・氷宮雪音——この4名の個性はいずれも単なる「タイプ別ヒロイン」に留まらず、それぞれの行動原理や人間関係がきちんと描かれている。特に玲奈のキャラクター設計は巧みで、主人公への辛辣な態度という初期状態があるからこそ、催眠によって変化していく過程に妙な説得力が生まれる。加えてモブヒロイン6名も性的なシーンを持つという点は、プレイヤーに対する誠実なサービス精神として評価に値する。

シナリオの質という観点でも、本作は水準を超えている。選択肢によってストーリーが大きく分岐し、合計17種のマルチエンディングを実装——そのうち4種はバッドエンドという構成は、プレイヤーに「正しい選択」を模索させる動機づけとして機能している。催眠ものというジャンルはともすると一本道の快楽消費で終わりがちだが、本作はエンディングの多様性によってリプレイ性を確保しており、一周して終わりではない作りになっているのだ。

ビジュアル面では基本CG41枚、差分1500枚以上、シーン数180以上という数字が示すとおり、量的なボリュームは十分に担保されている。同人ゲームにおける差分の豊富さは、プレイヤーがシーンに没入できるかどうかを大きく左右する要素だ。1500枚超という数は、サークルがこだわりをもってイラストリソースを積み上げた証左である。

本誌が特筆したいのは、「陰毛選択」機能の存在だ。陰毛無し・通常・剛毛の3段階から選択でき、該当するすべてのシーンにその設定が反映されるという徹底ぶりは、単なるオマケ機能に留まらず、プレイヤーひとりひとりの好みに応じた体験をゲーム全体で一貫して提供するという設計思想の表れである。こうした細部への配慮が、評価点4.57という高い支持につながっているのは想像に難くない。

快適機能の面でも手を抜いていない。メッセージスキップとバックログの実装は言わずもがな、ヒント機能や周回時のCG全開放機能は、攻略に詰まったプレイヤーや二周目以降のユーザー体験を意識した設計だ。スマートフォンという操作環境に合わせたUIの整備も含め、ユーザーフレンドリーな作りはサークルの成熟度を感じさせる。

制服・学校・精神支配・羞恥という複数のジャンルタグが示すように、本作は特定のフェティッシュに特化するのではなく、複数の嗜好層を射程に収めた間口の広さを持っている。それでいて作品としての統一感が損なわれていないのは、学園という舞台と催眠えんぴつという単一のギミックによって世界観が一本の軸で貫かれているからだ。要素を詰め込みながら散漫にならないこの構造的な強さが、本作を単なる「盛り合わせ型」の作品から一段上に引き上げている。

877本という販売実績と4.57点という評価は、この作品が多くのプレイヤーの手に渡り、かつ満足度高く受け入れられたことを静かに証明している。スマートフォンという日常的なデバイスで、こうした密度の高い体験ができることの意義は小さくない。ダブルメロンというサークルの名を、本誌は今後も注視し続けるつもりだ。

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