「山場岳」の『NPCを犯せるゲームに転生した』は、タイトルの直截さがすでに一つの美学を体現している作品として、今月の注目作に選ばれた。「モブ顔のNPCを犯すCG集のようなもの」という自己評価は率直すぎるほど率直だが、だからこそ本作の目的と魅力が明確に伝わってくる。
本作の真骨頂は、ゲームという形式を纏いながら実態はCG集に近いという潔い作り方にある。ストーリー進行のない一つの町を動き回り、そこに暮らす女性NPCたちを次々と犯していくという構造は、目的に向かって余分なものを削ぎ落とした純粋さを持つ。異世界転生というコンセプトも、プレイヤー自身が「NPCを犯せるゲームの中にいる」という特殊な視点を提供するメタ的な仕掛けとして機能している。
全15シーンという構成は決して多くはないが、屋外、ファンタジー、アナル、中出し、合意なしというジャンルタグが示す通り、各シーンの方向性は明確に統一されている。RPGという形式を借りることで生まれる「街を探索する」という能動的な体験は、受動的なCG閲覧とは異なる関与感をプレイヤーに与えている点で評価に値する。
読者に届けたい一作として、本作は「シンプルであること」の強さを証明する作品として推薦したい。目的を絞り込み、その目的に向かって最短距離を走る設計は、特定のニーズを持つ読者にとって他の複雑なRPGよりも高い満足度を提供できるはずだ。短時間で明確な満足を求める方に、特にお勧めしたい一本だ。
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