【Android版】女王の栄光

社團: Playmeow發售日: 2020/05/01更新日: 2020/05/24
★ 4.29(462 則評價)銷量: 4,118
作品類型:手機遊戲

今回編集部が取り上げるのは、サークル・Playmeowが手がけるAndroid向け王国経営・復興SLG「女王の栄光」である。販売本数4,118本、評価点4.29点(462件)という数字は、スマートフォン向け同人ゲームとしては際立った実績であり、本誌がこの作品に注目するのは当然の流れといえるだろう。

舞台となるのは西暦1653年という架空の歴史世界。システ帝国による奇襲でノーマン王国は瓦解し、王子2人が戦死、国王も重傷ののちに崩御するという苛烈な開幕が待っている。生き残った王女・エリサが女王の座を継ぎ、失われた王国を3年で再建し、強国・システ帝国に一矢報いることを目指す——この一本筋の通った物語構造が、プレイヤーをぐっと引き込む。女性視点・女王様というジャンル属性が先行しがちだが、実態としてはガチガチの統治シミュレーターを核に据えた、骨太な作りの一作だ。

ゲームの中核となるのは、毎月3つの国家政務を選択しながら【軍事】【経済】【農業】【政治】【世論】の五指標をバランスよく育てていくというサイクルである。この5つの数値はそれぞれが独立して動くのではなく、互いに干渉し合うよう設計されており、軍備を優先すれば経済が逼迫し、農業を疎かにすれば世論が荒れるといった緊張関係が常につきまとう。さらにゲームが進むにつれ、法制改革、クーデターの脅威、隣国の侵略、金融改革といったハプニングイベントが次々と発生し、プレイヤーの計画を揺さぶってくる。政治派閥のバランスを保ちながら逆境を乗り越えるという設計思想は、往年のPC向け歴史SLGを彷彿とさせる重厚さを持ちながら、スマートフォンの操作感覚に合わせて丁寧に咀嚼されている。

スマートフォン向けでありながら、本作がシナリオに注ぐ熱量も特筆に値する。テキスト量は20万文字以上に及び、これはフルプライスのPC向け作品と比較しても引けを取らない水準だ。エリサ女王の成長と苦悩を軸に、周辺人物との関係、国家の内外で渦巻く陰謀、そして征服された国の民の現実が丁寧に描かれており、単なる「お姫様ゲーム」で終わらない奥行きを持つ。シナリオがその厚みを持てているのは、フルボイスという選択が大きく寄与している。ヒロインはもちろん、サブキャラクターに至るまでボイスが充てられており、世界観への没入を助けている。

ビジュアル面では基本CG32枚、差分200枚以上という充実したボリュームが確保されている。金髪の女王という視覚的な記号性を持ちながら、差分の豊富さによって物語の各局面でエリサの表情や状況が細かく描き分けられており、絵柄の魅力を最大限に活かす構成だ。エンディングは3通り用意されており、プレイヤーの選択と数値の積み重ねによって結末が分岐する。周回プレイへの誘引が自然な形で設計されているのは好感が持てる。

操作面の配慮も、スマートフォンという媒体を熟知したサークルならではの仕事ぶりが感じられる。1クリック操作対応と高速テキストスキップにより、忙しい時間の合間にプレイする際のストレスが大幅に軽減されている。また環境設定から全CGの開放・閲覧が可能な仕様は、物語クリア後に改めてビジュアルを楽しみたいユーザーへの配慮として機能している。日本語・英語・中国語(繁体字・簡体字)・韓国語という5言語対応は、この作品が国内市場だけに留まらない規模感を意識して作られていることを示しており、実際に4,000本超の販売実績はその戦略の正しさを証明している。

評価462件で4.29点という数字は、一定以上のプレイ人口が実際に作品と向き合ったうえで下した評価であり、スコアの信頼性は高い。SLGとしての骨格の堅牢さ、シナリオの誠実な厚み、スマートフォンへの最適化、そしてビジュアルとボイスの充実——これらが総合されたとき、評価4点台後半に近い数字が集まるのは必然だったといえる。本誌が同人スマホゲームの一つの完成形として「女王の栄光」を紹介したい理由は、まさにここにある。エリサ女王の3年間の戦いを、ぜひ自らの手で追ってみてほしい。

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