【Android版】メランコリアンナ -MELANCHOLIANNA-

社團: おもち工房發售日: 2022/03/16
★ 4.36(394 則評價)銷量: 3,974
作品類型:手機遊戲

今回編集部が取り上げるのは、おもち工房による渾身の一作、「メランコリアンナ -MELANCHOLIANNA-」のAndroid版である。PC版から続く本作の評価は4.36点(394件)、販売数は3,974本という数字が示す通り、同人スマホゲームの中でも際立った存在感を放つ作品だ。ホラーと官能、そしてゲームとしての骨格がこれほど緊密に結びついた作品は、本誌がこれまで追ってきた同人市場においてもそう頻繁には出会えない。

物語の舞台は、主人公の少女が目を覚ます謎の館だ。なぜここにいるのか、何者がこの空間を支配しているのか――そういった問いが、プレイヤーを前へ前へと引き寄せる。ゲームシステムはサイドビュー型の脱出ゲームであり、館の各所を探索しながらアイテムを収集し、謎を解き、立ちはだかる怪物たちを退けながら出口を目指す構造となっている。シンプルに見えて奥深いこの設計は、スマートフォンというプラットフォームの特性をよく理解した作りだといえる。タッチ操作との親和性が高く、縦横に広がる館の構造を指先ひとつで探り歩く体験は、独特の没入感を生み出している。

本作を語る上で欠かせないのが、敵キャラクターとしての怪物たちの造形だ。蜘蛛、触手、怪人と、そのバリエーションは異種えっちというジャンルの醍醐味を存分に体現している。これらの存在はただの障害物ではなく、それぞれが独自のビジュアルと動きを持ち、少女との対比において視覚的な緊張を生む。つるぺたな主人公のキャラクターデザインと、異形の怪物たちとの対比は、ホラーとしての文脈においても官能的な文脈においても巧みに機能している。編集部がこうした作品を評価する際に重視するのは、ジャンルの混在が単なる足し算ではなく化学反応として成立しているかどうかという点だが、本作はその基準を十分に満たしている。

最大の見どころのひとつが、フルアニメーションで描かれるHシーンの完成度である。同人ゲームにおいてフルアニメーションを実装することは、製作コストの観点からも技術的な観点からも相当な労力を要する。それをスマホ向けに最適化した上で提供している点は、作り手の本気度を如実に示している。動きのある映像表現は静止絵とは異なる没入感をもたらし、敗北シーンという文脈においてその効果は最大限に発揮される。怪物ごとに異なるアニメーションが用意されており、繰り返しプレイを促す要素としても機能する設計だ。

声優・涼貴涼が演じるキャラクター「タイガーリリー」のボイスもまた、本作の品質を底上げしている要因のひとつである。ホラー演出における恐怖の叫びから、官能シーンにおける繊細な表現まで、声の演技がゲーム全体の雰囲気を一段引き上げている。同人作品においてキャラクターボイスの存在は必ずしも当然ではなく、それを採用しているという事実だけで作品への投資意欲が伝わってくる。

4.36という評価点は、今月の注目作として本誌が選定するに足る数字だ。394件というレビュー数もまた、プレイヤーが自発的に言葉を残したくなるだけの体験がそこにあることを裏付けている。おもち工房という作り手が、ゲームデザイン・ビジュアル・音声・演出のすべてに目を配りながら一本の作品を完成させた事実は、同人ゲームというフィールドの豊かさをあらためて実感させてくれる。謎の館に閉じ込められた少女の物語は、プレイヤーの手の中で緊張と解放を繰り返しながら、忘れ難い余韻を刻んでいくことだろう。

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