今月の注目作として取り上げたいのが、サークル「オクトピグ」による状態異常特化RPG『状態異常 =Abnormal Condition= ~淫紋/禁書/寄生蟲編~』だ。販売数21,226本・評価4.33・レビュー7,539件という実績が示す通り、本作は魔法が突然使えるようになった現代という独自の世界観と、状態異常による段階的な堕落というシステムを組み合わせた意欲作だ。一ノ瀬一族が統治する荒廃した世界を舞台に、魔法少女が淫紋・禁書・寄生蟲という三種の状態異常に侵される物語は、ジャンルの本質的なエロスを多層的に描く。
本作の真骨頂は、選択肢や戦闘敗北によって各状態異常ルートに分岐し、最大5段階で段階的に堕ちていくシステムの精緻さにある。40シーン以上の挿入・中出しシーンが、清楚だった身体が様々な男たちの手によって穢されていく過程を丁寧に描く。全てのHシーンがBAD ENDに遷移するという潔い設計は、堕落ものとしての純度の高さを体現している。当初は状態異常に抗おうとする心理と、身体が快楽に慣れていく様の描写が、このジャンルの本質的な魅力を引き出す。
ボス戦のみという戦闘設計は、シナリオとエロシーンへの集中を促す。ランダムガチャで装備を入手する自販機システムや、敵の属性に応じた装備変更という戦略的要素は、ゲームとしての遊び応えを確保しつつ、エロゲとしての間口の広さも保っている。難易度「簡単」での救済装備という配慮も、幅広いプレイヤー層への誠実な対応だ。
妊娠・孕ませという要素を含む本作のジャンル設定は、堕落の物語の最終的な結末として機能し、ヒロインの変化の完結性を高める。読者に届けたい一作として、魔法と犯罪と差別が入り混じる荒廃した現代で、状態異常という名の快楽に呑み込まれていく魔法少女の物語——段階的な堕ちの過程をじっくりと見届けていただきたい。
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