ほろびのゆりかご

社團: CHARON發售日: 2022/02/11
★ 4.37(1,350 則評價)銷量: 19,548
作品類型:冒險

CHARONが手がける「ほろびのゆりかご」は、今月の注目作として異彩を放つ未来選択型サスペンスADVだ。評価スコア4.37・レビュー数1349件・販売数1万9516本という数字は、同サークルの他作品と並んでも遜色ない実績であり、2017年の完成以来コアなファン層に支持され続けている一作であることを示している。「運命を分かつ究極の選択に、あなたは苦悩する」というキャッチコピーが端的に示すとおり、本作はプレイヤーの判断力と感情を揺さぶることを主眼に置いた重厚なアドベンチャーゲームである。

本作の真骨頂は、「白い場所」という閉鎖的な空間設定と、そこで築かれる家族的な共同生活が突然崩壊するという構造的な衝撃にある。主人公「ホタロー」と4人の女の子が送る平穏な日々が、地下への食料採取という些細な出来事をきっかけに一変する——SF・サスペンスというジャンルタグが示す通り、本作はその「箱庭」の正体と崩壊の顛末を巡る謎解きの旅でもある。鬱・血液/流血・責め苦・猟奇といった強烈なタグが同時に付けられていることが、その旅の過酷さを予告している。

ドット絵のビジュアルとRPGツクールMVという馴染み深い制作環境が、物語の重さと対照的な親しみやすさを演出している。CHARONの作品群に共通するこの「可愛いビジュアルと残酷なコンテンツの乖離」は、本作においても際立っており、プレイヤーに鮮烈な印象を残す。暴力・グロテスク表現への注意書きが丁寧に記されている点は、同サークルの誠実な姿勢の表れだ。

読者に届けたい一作として本作を推薦する理由は、選択の重みにある。「未来選択型」という設計のもとで迫られる究極の判断は、プレイヤー自身の価値観や判断基準を浮き彫りにする鏡のような機能を持つ。「メンヘラフレシア」「サイコロサイコ」と並ぶCHARONの主要作品として、このシリーズに触れたいと考えるなら本作は外せない一本だ。白い場所に閉じ込められた家族たちの物語が、最後にどのような「ほろび」を迎えるのか——その答えは、あなたの選択の先にある。

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